時と暮らしを豊かに。
人生をかけた家づくり。
木造新築への飽くなき挑戦

高校卒業後に地元の工務店に就職し、日本の在来工法と2×4工法、両方の工法で木造一戸建て注文住宅のご案件を数多く担当してきました。その数、約20年間でおよそ500棟。営業だけではなく、意匠設計企画や原価管理、インテリアコーディネート、現場監督、アフターメンテなど、家づくりのすべてを経験してきたことが何よりの強みとなりました。
そんな私が34歳の頃、大きな転機が訪れます。
結婚し、子どもが生まれるタイミングで、自邸を自ら設計建築する機会に恵まれたのです。寒さが苦手な私は、それまで培った経験とノウハウを総動員して機能性を追求し、ZEH基準相当の断熱性能の家づくりをし、夏も冬も快適に過ごせる家をめざしました。しかし結果は……
知り得る限りの知識とノウハウをもって最高の機能を詰め込んだのに、なぜうまくいかなかったのか?
その時初めて、私が知っていた家づくりは氷山の一角だったことを悟りました。
家づくりの技術は、日々改良がなされ、今も常に進化し続けています。
つまり、つくり手もまた、日々進化していく必要があるのです。
私には、まだ勉強すべきことがある——
この経験で、さらなる高みを志したいと痛感した私は、自邸で成しえなかった”究極の家づくり”に挑戦するために、42歳で独立開業。
最上位の機能について探求を続け、現在に至ります。
私たちが大切にしていること
大手ハウスメーカーやアトリエ系設計事務所、ローコスト型の中堅建売ハウスメーカー、地場の工務店など、家づくりにはさまざまな選択肢が存在します。
そうした市場のなかで、独立した私が目標としたのは、競合他社の長所を掛け合わせたバランス型の工務店でした。
お客さまのご要望をしっかりヒアリングして、費用を抑えながら体感的な満足度もしっかりと追求する。
これこそ、家づくりの全工程を経験した自分だからこそ提供できる最大の価値だと考えたのです。
快適な暮らしとトータルコストのバランスは、ほんのわずかな誤差だとしても、長い目でみると大きな影響を生み出します。
つまり、設計時にトータルコストのバランスをとることは「時間を味方につける」ことであり、時と暮らしを豊かにすることに直結します。